CS-21
CS-21は、セメントの水和反応を活性化し促進させる触媒的性質を有した薬剤です。本来セメントコンクリートは、水中養生を行えば長期にわたり緻密で強固なものに変化していく性質を持っています。またひび割れ等が発生した場合も、セメントの水和反応によりひび割れを埋める性質も有ります。これらは、打設後数十年経過したコンクリートでも、未水和のセメントが存在しているためです。しかし現状のコンクリート構造物の場合、水和反応によるセメント結晶の生成には時問がかかり、水和反応に必要な条件が継続しないため、劣化が進行していきます。
CS-21を硬化後のコンクリートに散布(または塗布)し散水養生を行うと、未水和のセメントや不安定状態の水和生成物をより安定したCSH系の結晶に速やかに変化させコンクリートの空隙を充填します。この反応は水分と未水和のセメントが存在する限り、長期にわたり続きます。またこの反応は施工した表層部にとどまらず、コンクリートの深部まで及びます。
製品名 | CS-21 |
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外観 | 無色透明で臭気はない |
比重 | 1.24以上 |
pH | 11.3以上 |
引火点 | 真の火災なし |
主成分 | ケイ酸系 |
※仕様は断りなく変更する場合があります。