大栄工業のインターンシップに参加させていただきました!
こんにちは
9月20日から大栄工業のインターンシップに参加させていただいてる、三重大学生物資源学部の学生です。
今回はインターンシップ工程の一環として、ホームページの更新をすることになりました。
なので、ここでは今後インターンシップに参加したいと思っている学生さんやホームページをご覧になって、大栄工業の事をもっと知りたいと思った方のために、私自身が5日間で見聞きし、感じたことを共有したいと思います。
はじめに、5日間のインターンシップ工程をお知らせします。
1日目 職場見学(本社、名張工場、三谷工場、下阿波工場)、プレゼン講習動画視聴
2日目 徳泉寺工場の見学、稲作農地訪問、営業先訪問、株式会社エム・シー・エス訪問、プレゼン作成方法学習
3日目 三谷工場と採石場にて現場見学、作業
4日目 プレゼン講習動画視聴、プレゼン資料の作成
5日目 プレゼン資料の作成、お知らせの更新、プレゼン発表
最初の3日間では、主に工場や営業先を中心に見学させていただきました。そこでは普通に生活していたら、まず出来ないような、貴重な経験をさせていただきました。
例えば、生コンクリートの製造を行っている名張工場では全自動バッチャープラントの頂上まで登らせていただき、さらに内部でコンクリートを生成する過程を見学しました。
三谷工場では食品廃棄物の受け入れや、堆肥場、バイオガス発電プラント、Anammox排水処理施設をお見せしていただけました。三谷工場では廃棄物処理施設として、堆肥場とバイオガス発電プラントが同一施設内にあるのですが、これは全国的にも珍しいそうです。これらの施設が2つあることによって、工場には毎日大量の廃棄物が搬入されるのですが、万が一片方の施設が故障により、稼働が止まった場合にも、お客様に迷惑をかけることなく廃棄物の受け入れが可能となっています。
下阿波工場では、木質バイオマスを生産するための丸太や枝葉が大量に積み上げられており、事業規模の大きさを実感しました。また、それらを破砕して木質チップに変えているところも見ることが出来ました。
徳泉寺工場では大量の堆肥が畝立てされている様子を見ることが出来ました。この工場は堆肥の二次発酵施設としての側面があり、一次発酵施設である三谷工場よりも広大な敷地で堆肥が保管されていました。これをトロンメルという機械でふるって、堆肥の粒を製品規格の大きさに揃えるそうです。
インターンシップを通して学んだことが、2つあります。1つ目は、社会情勢は常に変化し、世間のニーズも時代によって移り変わるので、そこに柔軟に対応していく力が必要になると感じました。元々、大栄工業は創業当初、砕石とコンクリート製造業を行っていたそうなのですが、これは道路を建設する際、大量の砕石が必要になったので、世間の需要に応える形で作られた事業になります。2003年に作られた環境事業部は廃棄物処理と持続可能な社会に対する世間の関心の高まりを一早く察知し、設立された部署だそうです。このことから、先を見通す力、需要を適切に捉える力が必要になってくるのだと感じました。
2つ目は、堆肥の価値はまだまだ高めることが出来るということです。現在は、食品廃棄物を堆肥化するなど、食品循環資源を作り出す活動が活発化していますが、それでもまだ化成肥料には一歩及ばないような状況下にあると思われます。ホームセンターでも堆肥と化成肥料とでは値段が10倍以上違います。しかし、化成肥料に含まれているNPKも限りある資源ですので、いつまでも使い続ける訳にはいかないと思います。今こそ、再生利用できる資源を使った、環境に負荷をかけない農業が普及していくべきだと私は考えています。大栄工業が行っている廃棄物を用いて作られた有機堆肥でのお米作りは、これからの社会に非常に意義のある活動だと思いました。食品リサイクルループを完成させるには、堆肥自体の価値を高め、有用性をアピールしていく必要があることを学びました。
私がインターンシップで学んだことは以上になります。皆さんもインターンシップや職場見学を通じて、得られるものが多いかと思います。人それぞれによって物事の見方、考え方は違いますし、そこから新たなアイデアが生み出されることもあると思います。貴重な学生時代、是非大栄工業のインターンシップに参加されてみてはいかがでしょうか。